ビットコインをはじめとした仮想通貨は自分でお金を払って購入する以外に、採掘(マイニング)と呼ばれる方法で入手することができます。
このページではマイニングってなにそれ、おいしいの?っていう人に向けてマイニングについて説明します。
できるだけ専門用語を使わずに説明しますので、初心者向け、かつ専門的に見た場合は齟齬があることもあるかもしれませんがご容赦ください。
マイニングの仕組み
ビットコインをはじめとする仮想通貨は、世界中で常に取引が行われています。例えば、誰が誰にいくら送金した などです。
そういった取引記録は一定期間ごとに取引台帳に追記されていきます。取引の内容をエクセルファイルに追記していくイメージでよいです。
取引台帳に追記される作業はネットワークに接続されたコンピュータで実施されます。
たとえば、あなたのパソコンやスマートフォンでもマイニングをすることが可能ということです。マルウェアによって勝手にマイニングに利用されていたという話もよく話題になっています。
話を戻しますが、追記される内容は必ず整合性が取れている状態で追記されていく必要があります。今までの取引すべてにおいての整合性が求められるため、それを計算する膨大なコンピュータリソース(処理能力)が必要となります。
これらの計算処理を行い追記を成功させた人に対して、ビットコインが支払われます。コンピュータリソースを貸し出して計算処理を行い、その対価としてビットコインをもらう。
これがマイニング(採掘)の仕組みとなります。
発行総量
追記作業を成功させ支払われるビットコインは、そのとき新規に発行されます。
では、いつまで発行されつづけるのか、というと発行されるビットコインの総量は2100万Bitcoinまでと決まっています。
ビットコインだけでなくほぼ全ての仮想通貨で発行総量(発行上限)が決められています。
イーサリアムでは発行上限がありませんが、2018/4/1にイーサリアム考案者のヴィタリック・ブテリン氏が上限を設けることを提案したそうです。
まだ提案の状態のようですが(2018年6月現在)今後上限が設けられることで、希少性が上がり価格が高騰する可能性もありますね。
マイニングの種類
マイニングには大きく分けて以下の3種類の方法があります。
ポイント
- ソロマイニング
自分でコンピュータを用意して1人でマイニングをする方法です。 - プールマイニング
自分でコンピュータを用意しますが、他の人と協力(グループに所属)してマイニングをする方法です。 - クラウドマイニング
上2つと異なる点として自分でマイニング用コンピュータを用意する必要はないです。マイニングを行っている企業に出資をして配当をもらう方法です。
マイニング関連ニュース
最近(2018年6月頃)のマイニング関連のニュースとして、以下のようなものがあります。
DMMが石川県金沢市で仮想通貨のマイニングファームを開設
エストニアの電力会社であるエストニア電力は風力発電を利用した仮想通貨のマイニングを開始
チェコの仮想通貨取引所ナカモトXの共同創業者はマイニングで発生した熱を利用して温室でトマトを栽培
アップルが仮想通貨マイニングのアプリを禁止
まとめ
ビットコインのマイニングについて、できるだけ専門用語を使わずに説明をしました。
大枠については理解してもらえているとうれしいですが、もっとビットコインやブロックチェーンについて知りたい!という人には以下の書籍をオススメしています。
- ビットコインはどのようにして動いているのか?
- デジタル・ゴールド--ビットコイン、その知られざる物語
- いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン
読んだ書籍でオススメのものがあれば追記していきます!
では!